辛いもの

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辛いもの

牛込柳町駅より徒歩1分、骨盤デザインの植田です。

 先日、コンビニの「蒙古タンメン中本 辛旨焼きそば」を食べました。程良い辛さと辛味噌マヨというアクセントも効いて美味しかったですが、食べた後数日お腹をやられてしまいました。

 そこで気になったので、なぜ辛いものを食べる時お腹を下してしまうのか調べてみました。

 「カプサイシン」という唐辛子の辛味成分に原因があるようです。

 カプサイシンは、代謝をよくして身体を温める効果があります。身体を温めたり、代謝が良くなることから、「冷え性改善」、「ダイエット」にも注目される成分です。

 他にも唐辛子に含まれるビタミンEには、細胞の酸化を防ぎ、溜まった疲労物質を排出する「疲労回復」の効果もあります。

 一方、カプサイシンは人体で「感覚を管理する神経(感覚神経)にくっつきやすい」性質があるようです。感覚神経は、体が危険な状態に陥ったときに、激しい痛みを発して「警報」を鳴らす役目があります。

 これが厄介で、カプサイシンは消化されるまでの身体を通過する過程で、色々な場所の警報を鳴らしてしまいます。

 「感覚神経」は全身に張り巡らされているので、舌を麻痺させたカプサイシンは、次に喉の感覚神経を刺激します。辛いモノを食べると、むせるのはこのためです。次に胃の中に入ると、胃の感覚神経を刺激します。

 胃は感覚神経が刺激されると、胃酸を多く分泌します。これが「お腹が痛い」症状を起こします。胃の中には「胃酸」と「胃粘液」という2つの液体があります。この2つは絶妙なバランスを取りながら「食べ物は溶かすけど、胃は溶かさない」ようにしています。

 ところが胃酸が多くなるとこのバランスが崩れてしまい、胃が溶けてしまうのです。「胃が溶ける」ことを、「胃の粘膜が傷つく」といいます。胃粘膜が傷つくと、シクシク、ズキズキという痛みが発生します。

 また、カプサイシンはカプサイシンは水に溶けにくいので、最終的には排便のときに肛門が痛みます。

 辛いものは美味しいですが、食べ過ぎや辛過ぎには気をつけないといけませんね。